平成28年の年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
関東信越国税局管内納税貯蓄組合連合会の組合員の皆様には、健やかに新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
旧年中は税務行政に対しまして、深いご理解と格別のご支援・ご協力を賜り、厚くお礼を申し上げます。
税務行政を取り巻く環境は、社会経済のグローバル化・ICT化などに伴い大きく変化しております。このような中、様々な課題に対応し税務行政に与えられた使命を果たし、納税者の皆様から更なる税務行政に対する理解と信頼を得ていくためには、私どもの力のみでは自ずと限りがあり、皆様方のお力添えが不可欠であると考えております。
特に、社会保障・税番号制度については、本年1月から個人番号及び法人番号の利用が開始されます。制度の円滑な導入・運用に向けて、引き続き、周知・広報等に取り組むこととしておりますので、ご理解とご協力を宜しくお願いいたします。
なお、全国納税貯蓄組合連合会と国税庁との共催事業である中学生の「税についての作文」募集事業につきましては、地域社会のリーダーである皆様のご尽力により当局管内63税務署の全ての地域の中学生から、12万編に及ぶ作品の応募があり、応募された作品の中から選考された作品につきましては、総務大臣賞、財務大臣賞をはじめ国税長官賞4編など、多くの賞を受賞しております。
本事業は、次世代を担う中学生に税に対する理解と関心を持っていただく上で、非常に意義深いものであり、全国規模で展開される効果的な租税教育活動として、高い評価を受けております。
皆様が着実に育ててこられたこの歴史と伝統を持った事業の一層の充実が図られるよう、私どもも共に取り組んでまいりたいと考えております。
間もなく平成27年分の確定申告が始まります。
平成27年分の確定申告は、引き続き、自宅等からのICTを利用した申告を推進するとともに、適切な申告相談体制の構築・運営により納税者サービスの向上を図ることとしております。
また、平成27年9月に発生しました関東・東北豪雨により被害を受けた方々に対しましては、被災された納税者の方々の立場に立って、親切・丁寧な対応に努めることとしております。
確定申告の円滑な実施に向け、今後とも、関東信越国税局管内納税貯蓄組合連合会の組合員の皆様との一層の連携・協調を図っていきたいと考えておりますので、皆様におかれましては、納税貯蓄組合意の基本事業の一つである期限内納税の確保について、特段のご配慮を賜りますようお願い申し上げます。
結びに当たり、新しい年が関東信越国税局管内納税貯蓄組合連合会の組合員の皆様にとりまして、幸多き年となりますよう、心から祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。
関東信越国税局長 松村 武人