関東信越国税局 川上局長新春挨拶

平成27年の年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

関東信越国税局管内納税貯蓄組合連合会の組合員の皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

皆様方には、税務行政に対しまして、日頃から深いご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 

税務行政を取り巻く環境は、少子高齢化、社会経済のグローバル化・ICT化の中で変化しており、とりわけ足元では、消費税法の改正、相続税法の改正、番号制度の導入などの大きな変革期にあります。

こうした状況の中、引き続き、納税者利便の向上を図りつつ、変化に柔軟に対応した効率的な事務運営に努めるなど、国税庁に与えられた使命を着実に果たしていく必要があります。そのため、様々な面で質の高い税務行政を進めることにより、税務行政に寄せられている国民の皆様の信頼に応え、更に揺るぎないものにしてまいりたいと思います。

 

こうした中、全国納税貯蓄組合連合会と国税庁との共催事業である中学生の「税についての作文」募集事業につきましては、地域社会のリーダーである皆様のご尽力により当局管内63税務署のすべての地域から、12万編に及ぶ作品が寄せられ、応募された作品から総務大臣賞、文部科学大臣奨励賞をはじめ国税庁長官賞4編など多くの賞を受賞しました。

本事業は、次代を担う中学生に税に対する理解と関心をもっていただく上で、非常に意義深いものであり、全国規模で展開される効果的な租税教育活動として、高い評価を受けております。

皆様が着実に育ててこられたこの歴史と伝統を持った事業の一層の充実が図られるよう、私どもも共に取り組んでまいりたいと考えております。

 

間もなく平成26年分の確定申告が始まります。

平成26年分の確定申告期においては、引き続き、自宅等からのICT申告を推進するとともに、適切な申告相談体制の構築・運営により事務の効率化や納税者サービスの向上を図ることとしております。

 

特に、本年は、源泉徴収義務者の方に対する従業員の皆様の自宅等からの国税庁ホームページ「確定申告書等作成コーナー」を利用した申告の推進について、局署の幹部が法人へお伺いするなどして、働き掛けを行っているところであります。確定申告書の作成に当たっては、国税庁ホームページ「確定申告書等作成コーナー」を是非ご利用いただきますようご理解とご協力をお願いいたします。

 

また、皆様におかれましては、早めの申告と納税貯蓄組合の基本事業の一つである期限内納税の確保について特段のご配慮を賜りますようお願いいたします。

 

最後になりましたが、本年が関東信越国税局管内納税貯蓄組合連合会の組合員の皆様にとりまして幸多き年となりますよう祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

関東信越国税局長 川上 尚貴