一人は皆のために、皆は一人のために

 私たち国民は、何かを買ったときに一緒にはらう消費税、たばこ税、相続税、贈与税、法人税、印紙税、地方税、住民税など税の種類はたくさんあります。

 そして、税をきらいと言う人もいる。私は今年、家をリフォームして、けっこう税金をとられたと聞いたことがあります。

 だけどその税金は、私たちが生活していく中でとてもやくにたっています。例をあげると、福祉では「年金」「健康保険」「生活保護」など、公共工事「道路」や「ダム」水害対策の「堤防」よく利用する「高速道路」、そして学校の教室やプール、義務教育の教科書、国家公務員の給料など、国民の生活の為に使われています。この国を作り、よくしていこうということに使われます。

 このことを知ると、私たちがはらう税金などは、良い使い道をされていると思いました。

 今から、四年前の三月十一日に、東日本大震災が起きました。多くの人々が苦しんだと思います。私の親せきは福島にいて、次の日から私の家に来て、一緒に過ごしていました。その震災がどれほど、甚大な被害で、みんなの心に傷をつけたことがよくわかりました。震災から少したってから、復興特別税という、東日本大震災からの復興するために、必要な財源を確保するために使う、日本の税金のこと、と聞きました。

 被災者の方たちが苦しんでいるのを、いち早く助けることができるのも、税金があるからです。

 このように国民が消費税をはらったり、たばこ税などを、しっかりはらっているから、今私たちが元気に明るく、毎日が楽しく過ごせているのです。

 でももし、税がなかったりしたら私たちの生活はもっと苦しくなります。それにくわえ今の日本は、少子高齢で、お年寄りに、「年金」をはらわなくてはいけません。お年寄りのみなさんは、ほとんどが年金生活だと思います。それに、私たち、小中学生が使う教科書なども全て、親がお金を出して買うしかありません。

 税金がないと考えると、思っている以上に私たちの生活は苦しくなります。

 それでも、大人の人たちは「税金を払うのはいやだ!」と言います。その気持ちもわかります。消費税が五パーセントから八パーセントまで上がり、今度は十パーセントにもなると聞きました。どんどん高くなっていく税金、だけどその税金は、絶対私たちのもとへ恩返しにやってくる。

 私たち、国民がはらう税の使い道は、決して悪い道ではありません。

 ある一人の方が生活で苦しんでいたり、その人を救うのが私たちの税金です。

 一人はみんなのために、みんなは一人のために。誰もができる、すばらしい手助け。