みんなを支える小さな積み重ね

 四年前、兄や姉と家の中でケンカをした僕は足でガラスを割ってしまい、母が電話で呼んでくれた救急車で病院へ運ばれました。足は血だらけで僕はぼうぜんとし、家族もどうしていいのかわからず、パニック状態になってしまいました。すぐにかけつけてくれた救急車から出てきた救急隊員の方たちはあわてる事なく冷静に僕の足を処置して病院へ運んでくれました。その後、後遺症もなく無事治った足を見るたびに僕は救急隊員の方に感謝をし、あの時の救急活動はすごかったなと思いかえします。そして、この出来事が税の事について深く考えるようになるきっかけとなりました。

 ケガをした僕を運んでくれた救急車は世の中の多くの人が払った税金で出動することができています。僕はケガをして乗った救急車について調べて見ることにしました。まず、救急車の出動にかかる費用ですが、一回に約四万円から五万円くらいかかるそうです。また、一年間に救急車が出動した回数は、平成二十五年は、約五百九十一万回、平成二十四年は、約五百八十万回で、この一年間でも二パーセント増えていて、これは、毎年増え続けているそうです。僕は一年間でこんなにたくさん救急車が出動していることにとても驚き、同時に費用も約二千五百億円近くかかっているという事にもっと驚きました。

 僕もそうですが、多くの人は身近な税というと、消費税を思い浮かべるでしょう。最近、消費税は、五パーセントから八パーセントになりました。また、この後、すぐに十パーセントに上げることも検討されているそうです。

 税金は救急車などの医療のほかに、道路整備や公民館など公共施設の建設、教育や福祉など国民のために必要とされるところに使われています。

 僕は税金で多くの人が助けられるという事はとても良い事だと思います。今の僕には、消費税くらいしか税金を払えません。しかし、一人一人が払う一円単位のお金の積み重ねが後々社会のためになる事を知ってうれしくなりました。だから僕は、大人になったら税金をしっかり払って社会に役立ちたい、そして、税を払う大切さを皆に伝えていきたいと思います。