森林税について

 私たちの住んでいる長野県には1人500円の森林税というものがあります。私は小学6年生ぐらいの時に初めてこれがあることを知りました。~税というものはほとんど両親にはらってもらっているので小学6年生の時には「消費税以外にもあるんだな」と、本気で驚いたのを覚えています。その森林税というのは、調べてみたら、2003年に高知県で森林保全の目的で始まった税金の制度らしいです。そして、長野県と高知県以外にも29もの県が森林税を導入していて、今年平成24年にも山梨県と岐阜県が導入しました。税金の名前も様々で、熊本県は『水とみどりの森づくり税』という名前で、長野県は『森林づくり県民税』という名前です。個人納税額は、長野県は1人500円で、だいたいの県も500円です。

 そして、その税金の使われ方は、私は植林をしたり、間伐をしたりするだけかなと思っていました。ですが、私の住んでいる長野県での使われ方は、まず、私が唯一知っていた植林や間伐をする森の整備の他に、間伐材の利用、県民や企業の参加促進等、ある事が分かりました。植林や間伐の促進をする事によって災害の防止や集落水源の保全をする事ができます。各地域で間伐材を利用する仕組みを作る事で、地元の木材を利用する事ができます。県民、企業が理解、協力をする事で、森林整備、Co2の削減などが期待できます。

 そのための広報活動も必要な事だと思いました。

 森林税について調べて、自分たちが払ったお金がいろいろな事に役立っていることが分かって良かったです。中でも、私がいいなと思ったのは、森を整備するために間伐した木で鳥の巣箱やイスやフラワースタンドを作ったりする活動です。間伐した木をうまく使って楽しくみんなで利用できるというのはすごくいいなと思いました。この森林税は所得税や住民税とは違って、本人の所得によって減ったり、増えたりすることがないのでみんなで平等に払えていいなと思いました。

 これまで税金のことは無関心で、払ってもらうだけでしたが、こんなに役に立つならきちんと払わなければいけないなと思いました。