四年に一度の世界が注目するオリンピックが東京で行われます。日本にとってとても光栄なことです。決まったときは日本中が歓喜しました。日本中が歓喜した東京オリンピック、それは日本を震災から立ち上がらせるためのものだったのかもしれません。ですが、オリンピックを開催するには会場をつくり、交通網を整備しなければなりません。そして、それを行うには莫大な税金が使われています。たしかにオリンピックにより日本は元気になります。しかし、今税金を使ってやるべきことがほかにあるのではないでしょうか。
それは被災地の復興です。テレビニュースでも「復興に使ってほしい。」という声をよく耳にします。それは国民が政府に対する望みで、特に被災地の方々はできるだけはやく復興することを願っているはずです。瓦礫の撤去、原発による放射線の問題の解決など、やるべきことがたくさんあります。そんな中、必要なのかと疑問を持つ道路の開拓などが今行われ、税金の無駄が増えるばかりです。このまま税金の無駄が増えていくと国民は税金を払いたくなくなると思います。そして、今また消費税を上げようとしています。税金の無駄が改善されないまま消費税を上げると言っているのですから国民は納得するはずがありません。ですから今は政府に税金の無駄をなくすことが求められているのです。そして、国民の払った税金が復興に使われ、被災地の方々の心の傷を少しでもいやしていくことがやるべきことだと思います。
私は「税金を払いたくなくなる」と言いましたが、この作文を書くにともなって、税金がいかに私たちの生活の支えになっているかも知ることができました。私たち中学生は税金により学校の通うことができていて、今こうやって税についての作文を書くこともできています。何かあったときに警察、救急車、消防車などが駆けつけてくれます。このような普段あまり考えることがないことを考えると払いたくなくなるどころか逆に払いたいという気持ちにまでなります。
私が今まで書いてきたことは私の勝手な思いや予想にすぎませんが、一つだけ言えることは、どれだけ税金の無駄があっても税金は払わなくてはいけないということです。これから私たちが生活していく上で支えとなっている税金は必要不可欠なものです。だから、税金は今やるべきことを見きわめ、使う必要があるのです。税金の無駄をなくし、国民の願いにかなった使い方をすることが日本の元気や幸せにつながると思います。
税金を払うことで日本の人々の生活が豊かになり、ブータンのように「幸せですか。」と聞けばほとんどが「幸せです。」と答える国になるように信じています。そして、税金によっていちはやく被災地が元気になるように願っています。