税の存在と笑顔

 よく、税金が高いとか、そういう言葉を耳にしますが、私はほとんど税については無関心でした。でも、私も買い物をして消費税を払っています。このまま無関心ではいられません。今回、図書館で税についての本を借りて、調べてみる事にしました。そうしたら税には、色々な種類があり、どのように使われているか知ると、私達の暮らしを守ってくれている事に気づきました。

 ある春休みの朝、叔母から母に電話がありました。それは、祖父の具合が急に悪そうだけど、医者に行こうと言っても様子を見るから大丈夫と断られているから、ちょっと来て説得してくれないかという事でした。母と私は、すぐ祖父の家へ向かいました。そしたら、その日の祖父は、私でも違いが分かるくらい、顔の色も息の仕方も異常な祖父でした。我慢強い祖父ですが、こんなに我慢する事はないと思いました。会話ができても、立ち上がる事ができなかったので、救急車を呼びました。

 救急車は、すぐに来てくれました。たぶん五分も待たなかったと思います。隊員の方々がテキパキと人工呼吸器をつけたり脈拍を測ったり、声がけをしてくれたりして、病院に連れて行ってくれました。病院では、色々な検査をしたり、処置をしてくれました。

 お医者さんには「あと、五分遅かったら命は無かったです」と言われ、普通に話していた祖父が、あと五分で死んでしまったかもと考えたら、とても怖くなりました。驚いてしまいました。自分達で病院に連れて来ようとしたら、朝の交通渋滞にまきこまれ、病院に行くのも、とても遅くなっていたと思います。救急車で連れてきてもらえて、本当に助かりました。ありがたいです。「あと、五分」で命が助かりました。奇跡のような出来事です。祖父が亡くなっていたら、私達家族の暮らしも変わっていたかも知れません。このように命や暮らしを守ってもらえているのは、税金があるからだと分かりました。

 そして、私も生まれてからずっと税金にはたくさんお世話になっていました。赤ちゃんの頃から予防接種を受けさせてもらえたり、学校で教育を受けさせてもらっています。部活動でたくさん汗をかいてのどが乾いた時には、水道の蛇口をひねるだけでおいしい水が飲めます。税金は、みんなが必要としている欠かせないものに使われていると改めて知りました。今回、税について調べるために利用した市の図書館も税金で成り立っていました。

 私達が安心して暮らして、育っていける良い環境をつくっているのが税だと知りました。

 これから私は、税についてもっと知識を豊富にし関心を持ち、よりよい生活のために、あの時の祖父や家族のほっとした笑顔を思い出し、大人になったら進んで納税できる人になっていたいです。