税金について

 税と聞いて一番に思い浮かべるのは私の生活に身近な消費税だ。

 約二年後に、10%に増税されると言われている。私の月のおこづかいは決して多いとは言えない。正直8%でも私にとっては大変なのに10%の増税はいたい。母に

 「消費税が増えるのでおこづかいをもう少し増やしてほしい。」

と要求したがあっさり却下された。我が家の大蔵省は厳しい。

 今まで8%だったのになぜ消費税を10%に増やすのか疑問に思っていた。

 先日弟の歯医者に一緒に行った時母は会計時に保険証と市の医療費助成受給券を出した。その受給券で通院一回につき三百円の支払いでよいそうだ。保険証も受給券もそこには税金が使われていることを知り私ははっとした。今まで税金は払うというイメージをもっていたのだ。しかし税金は私たちの身の周りに大きく生かされていたのだ。

 税金によって作られている物が沢山ある事を知った。近所の公園、道路、図書館だって税によって整えられているのだ。とても感謝しなくてはならないのだが、なぜ10%に増税するのか、と強く疑問をもちながら調べてみると、今後日本は少子高齢化で現役世代が、急スピードで減っていく一方で、高齢者は増え社会保険料など現役世代の負担が年々高まりつつある中で、社会保障財源のために所得税や法人税の引き上げを行えば一層現役世代に負担が集中する。私は色々と調べて、特定のものに負担が集中せず、国民全体で広く負担するために消費税を増税したということがわかった。

 税金は私たちの為にあるということに改めて気づかされた。あたりまえだと思っている私たちの生活には、沢山の税金によって支えられていることを知った。消費税や税金は生活を守る為にもなくてはならないものだと気づくことができた。

 なので、みんな一人一人が自分の為にもみんなの為にもきちんと税金を納めてほしいと私は思う。

 将来、日本をしょって立つのは私たちだ。住みやすい日本でいられるためにも、みんなで協力し支え合わなくてはならないのだと思う。その為に私はしっかり税金を納めようと思った。未来の人たちによりよい日本をつなげるためにも。