税金の大切さ

 私は、税金から受けた恩恵について考えました。中学三年生である私は、小学校一年生からずっと義務教育を受けています。私が受けてきた教育も税金で賄われている事に気づきました。例えば、図書館の本や教室にある机やイスや黒板などたくさんの物が税金で賄われていました。他にも、私は五歳の時に大きな手術を受ける事になりました。そのため伊那市の病院から子供病院に移ることになりました。その時に私は、救急車で運ばれました。小さかったので、救急車に乗っていた記憶はおりませんが、伊那インターから安曇野インターまで高速道路上でもサイレンを鳴らして安全運転で子供病院まで運んでもらったそうです。そして、一カ月近くの入院代金に手術代、薬代、高額な医療費用も子供医療に助けられたそうです。

 子供病院へは中学三年生になった今も毎年通院しています。今は、年に一度になりましたが、子供病院に行くと先生はいつも優しく、丁寧に診察をしてくれます。そして、看護婦さんたちもとても優しくて注射がとても上手です。こうした医療費も子供も医療に助けられているのですが、更に聞いてみると、私が産まれるための出産から始まり、ワクチン接種も無料だったとのこと。日本では、当たり前に赤ちゃんは全員ワクチンを無料で接種しているが、海外の貧しい国ではこのワクチンが接種できずに毎年何千、何万人と子供が亡くなっていると、ニュースで見たことがあります。それから、道路も海外の貧しい国を見ると、とてもガタガタの舗装されていない道や子供も自分の家から山向こうの学校まで通うのにターザンロープみたいなものにケーブルをつないで自分一人で谷を越えて山向こうへ通っていました。私ならとても無理だと思う高さでとても恐そうでした。それを見て私が恵まれた国に生まれて住んでいるのだろうと思いました。それも、ほとんどが税金のおかげだったと知りました。きれいに舗装された道路に、事故が起きないよう、皆が安全に渡れる信号機や暗い夜道も明るくして助かっている街灯。この街灯も最近家の近くは、LED電球になり、以前よりも更に明るくて家族皆喜んでいました。

 そう考えると、日本は医療の面でも教育の面でも豊かで安心した生活が送れるのですごいと思います。そして、改めて税のありがたみを知ることができ、税は私たちの健康や安全な生活を守るため、暮らしやすい環境を整えるためのものであり、私たちの日常生活の中で欠かせないものであると実感しました。